肥料価格2年連続引き下げ JA全農が公表(6/22) |
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品目別では硫加が4.71%、金額にしてトンあたり2500円と最も値下げ幅が大きい。次いで塩加が3.89%で1500円、重過石が1.19%で800円の値下げとなった。 全農は3月中旬からメーカー各社と価格交渉を進めたが、メーカー側は大幅な需要減による固定費の増加や原油の高騰などから、全品目の値上げを求めた。 最終的には窒素原料と加工費部分については値上がりを極力圧縮し、加里・リン鉱石など海外原料については山元価格や海上運賃の上昇はあるものの、為替の円高を最大限反映して値下げした。レートは108円を織り込んだ。 |
品 目 | 前年度価格比変動額 (円/トン) |
前年度価格比変動率 (%) |
硫 安 | 400 | 1.71 |
尿 素 | 750 | 1.89 |
塩 安 | 450 | 1.60 |
石灰窒素 | 250 | 0.28 |
過 石 | △400 | △1.20 |
重過石 | △800 | △1.19 |
ヨウリン | △450 | △1.03 |
重焼リン | △750 | △1.01 |
塩 加 | △1,500 | △3.89 |
硫 加 | △2,500 | △4.71 |
普通化成 | △50 | △0.11 |
高度化成 | △550 | △0.84 |
有機化成 | △250 | △0.41 |
ケイカル | 100 | 0.62 |
平 均 | △0.72 |
(注) 1.変動率平均は全農取扱数量の加重平均。
2.価格適用期間は平成12肥料年度(平成12年7月〜平成13年6月)
ただし、尿素は平成12年7月〜12月。