JA全農 業界初の完全密封型鶏卵容器を発売(8/3)
JA全農は、大阪ポリマー(株)と共同開発で、業界初の完全密封型鶏卵容器(シールドパック)を発売する。
鶏卵は、卵白に溶けている炭酸ガスが徐々に拡散して鮮度が低下する。それを防ぐには、鶏卵を完全密封すれば炭酸ガスが拡散せず、卵白が濃厚状態を保つことができるという。 今回、JA全農と大阪ポリマー(株)が共同開発したシールドパックは、通気性のあるパックにくらべて、卵の鮮度指標であるハウユニット値(卵白の盛り上がり係数)が10ポイント以上高く維持できた(27℃で4日間保存)。
また、鶏卵が外気温より低いと表面に結露が生じ劣化につながる。しかし、シールドパックは、外部からの水分もシャットアウトするため鶏卵が冷えていても結露を防ぐことができるという。 容器の形は通常のパックと同じ。包装方法は専用シール機で容器周辺部4面を糊付けして密封する。 JA全農では、8月中旬から「むかしなつかしの平飼いたまご」(近畿地区で販売)に採用し順次広めていくことにしている。