朝ごはんは8割以上が食べる、でも野菜はきらい |
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1.朝ごはんは、ほとんど食べている 朝食摂取状況は、「毎日食べる」が87%で、「たまに食べないことがある」11.5%、「食べないことの方が多い」1.5%。学年別でもこの傾向は大差はない。ただ、中学生以上になると、毎日食べる子の割合がぐっと少なくなる(毎日食べる高校生が76.9%、中学生78.7%−(財)日本学校保健協会)。 2.半数が家族と食べる 朝・夜ごはんは、だれと食べるかを聞くと、「家族みんなと一緒に」が50%、次いで「子どもだけ」19%、「お母さんと」13.2%、「1人で」9.6%、「お父さんと」2.1%。1人で食べる、いわゆる「孤食」が約1割。 3.朝ごはんはパンが若干上回る 朝ごはんに何を食べるか聞くと、パン29.4%、ごはん28.4%。パン派が優勢だが、半数以上がその日によって主食を食べ分けており、朝ごはんにおける主食の座は決まっていない場合が多い。一方、ごはんやパンを食べない子は0.3%だった。 4.おかずで嫌いなのは野菜 おかずで好きなメニューときらいなメニューを聞いたところ、トップはだんとつで「カレー」45%。男の子はハンバーグ、ラーメン、焼き肉といった肉類や中華風のボリュームメニューを好み、女の子はスパゲティ、シチュー、グラタンなどの洋風メニューを好んでいる。いずれも脂肪分の多いカロリーの気になるメニューである。 5.「家族みんなで食べたい」がトップ だれと一緒に食事をしたいか、聞いたところ、「家族みんなで」がトップの64.5%。「友達と」が27.6%、わずかだが、男子の方が家族一緒にを望み、女子は友達を望む傾向。 6.朝・晩ごはんは楽しいか 朝ごはんを「楽しみにしている」子は57.2%、「どちらでもない」36.3%、「楽しみではない」6.5%。晩ごはんは「楽しみ」が76.4%、「どちらでもない」が20.3%、「楽しみではない」は0.2%だった。女子は朝・晩ともに「楽しみにしている」が男子を上回っている。 7.おはしの使い方 「はし使い」は日本の食文化の基本、親に教えてもらった経験があるのは83.7%、特に女子では9割近くが教わっている。そのうち「おうち」で教わったのが9割以上。おかあさんが7割強。 8.食事前後のあいさつは 「いただきます」「ごちそうさま」といつもあいさつしているのは75.2%。「たまに」が18.8%、「滅多にしない」3.5%、「全くしない」1.5%。男女で大きな変化はみられない。 9.お米(ごはん)、じゃがいもを使った料理で思い浮かぶものは「カレー」 思い浮かぶ好きなもの3つを書いてもらったら、1位はカレー58.2%、2位チャーハン53.4%、3位が大きく下がっておにぎり29.4%だった。じゃがいもでは、1位肉じゃが52.0%、2位カレー49.1%、3位フライドポテト46.2%、以下、ポテトサラダ、ジャガバターなど。 10.食生活は何点? 自分の食生活を自己採点してもらったら、100点をつけた子が25.1%もいた。81〜99点が26.6%、71〜80点が21.5%。学年別平均点は年齢とともに下がり、3年生と6年生の差は5点以上、特に、5年生から家庭科を学習するため、栄養の知識を持ち、食生活に対する味方が変化するのだろう。 |