持続農法・認定農家の愛称は「エコファーマー」
　　 −−環境保全型農業推進会議

　全国環境保全型農業推進会議（会長・熊澤喜久雄東京大学名誉教授）は８月10日、かねて募集していた持続農業法（持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律）第５条に掲げる「認定農業者」の愛称を「エコファーマー」と決定した。
　また、同法に基づく環境保全型農業のさらなる推進等を図るため「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する行動指針」も決定した。

　愛称については全国から111件応募があり、応募数の多かったもの、生産者・消費者に広く親しまれることが期待されるものを検討して決めた。

　「エコファーマー」の「エコ」は、エコロジー（生態学）に由来し、「エコマーク」「エコビジネス」など環境にやさしいもの、配慮したものの象徴として広く親しまれている用語。選考の場では、法華経の一節「観世音浄聖、於苦悩死厄、能為作依怙（観音様に苦悩の解決を依り頼むこと）」になぞらえ、自然や環境との調和を拠り所とする「エコ」もこれに通じる、あるいはエコファーマーに環境を「えこひいき」してもらおうという声も聞かれ、全会一致で決まった。

　一般からの応募111点の中から和歌山県の北東強氏ほか13名が当選し、全員に記念品を進呈する。
　問い合わせ先−ＪＡ全中営農企画課・金丸　電話03−3245−7968