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農業所得8.4%減−−11年の農家経済


 農水省統計情報部は平成11年の農家経済の動向を8月10日に公表した。

 全国販売農家の一戸あたり平均の農業所得は114万円。稲作、野菜、果樹の収入減によって粗収益が減ったため対前年比8.4%の減となった。農外所得は513万円で、農外収入の4分の3を占める給料・俸給収入が減少したことから3.4%減少した。年金・被贈等の収入を合わせた総所得は846万円で2.5%の減少となった。

 主業農家の一戸あたり平均農業所得は、販売農家の4.4倍の506万円だが前年より6.2%減少した。また、農外所得、年金などを加えた総所得は788万円。前年より3.6%減少した。

 経営耕地規模別(都府県)にみると、農業所得は規模が大きくなるにつれて多くなり、10ha以上の階層では699万円となっている。逆に農外所得は、小規模階層ほど兼業化がすすんいることから0.5ha未満層で573万円ともっとも多い。10ha以上層では183万円ともっとも少なかった。また、総所得は10ha以上層がもっとも多く1133万円となっている。



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