12年度第2回の輸入米特別売買(SBS入札)が8月29日に行われ、3万5000トンの契約予定数量の全量が落札された。
このうち中国産米が1万8046トン(一般米枠1万6860トン、砕精米枠1186トン)と過半数を占めた。落札数量は前回(1万1460トン)よりも増え、中国産米人気を裏づけた。ただし、売り渡し価格は、うるち精米短粒種で1トン22万9872円で第1回の25万471円より下がった。他の種類でも下落している。
一方、アメリカ産米は1万829トン(一般米枠6975トン、砕精米枠3854トン)で、前回(1万1328トン)より落札数量が減った。オーストラリア産米も前回(6800トン)より減って2559トンの落札。
価格は、アメリカ産うるち精米短粒種で1トン24万7490円と前回(26万1348円)を下回った。また、オーストラリア産うるち精米短粒種も24万4620円で前回(26万8932円)を下回った。
12年度輸入米のSBSによる輸入量
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(第1回〜第2回) (単位:トン) |
国名 |
落札数量(全体) |
アメリカ |
22,157 |
インド |
18 |
オーストラリア |
9,359 |
タイ |
3,212 |
中国 |
29,506 |
パキスタン |
184 |
ベトナム |
530 |
イタリア |
34 |
計 |
65,000 |
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輸入米に係る特別売買(SBS)の結果の概要
(平成12年度 第2回/平成12年8月29日実施)
今年度の輸入米のSBS入札は、4回実施される予定。これまで2回の入札で6万5000トンが落札されており、うち2万9000トンを中国産米が占めている。
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