農地価格の下落続く |
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(財)日本不動産研究所が18日発表した田の価格は3月末現在の全国平均で前年より1.2%下落して106万9211円(10a)となり、8年連続の値下がりとなった。これは17年前(1983年)の109万円台を割る水準だ。 同研究所の田畑と山林の価格調査結果によるもので田の価格は全地域で下落しているが、低下の度合いは北海道と東北を除いて縮小している。前年の低下率は2%だった。 下落の要因としては全国的に▽米価の下落▽減反の拡大▽農業経営の先行き不安▽後継者の減少などを挙げる回答が多かった。 10a当たりの小作料は、田が1万6773円で前年より3.1%低下し、14年連続の落ち込み。畑も8432円で1.7%低下し、13年連続で下がった。また田畑ともに下げ幅が拡大している。 この調査は都道府県で農地事情を最もよく反映するとみられる市町村約1500を対象にした。 |