農水省統計情報部は9月26日、「平成12年産水稲の作付面積及び9月15日現在における作柄概況」を発表した。概要は次のとおり。
1.12年産水稲の作付面積(青刈り面積を含む)は176万8000haで、前年産に比べ1万8000ha(1.0%)減少した。
これは主に水田面積が減少したため。
2.9月15日現在の水稲の作柄は、7月以降おおむね天候に恵まれていることから、全国平均の作況指数は103の「やや良」であり、10a当たり収量は536kgが見込まれる。
北海道、東北及び北陸では、7月の高温の影響等により、もみ数がやや少ない地域があるものの、登熟は良好に推移していることから、作柄は北海道及び東北が作況指数103、北陸が102のいずれも「やや良」である。
関東以西では、秋雨前線及び台風第14号に伴う大雨の影響により、一部地域で浸・冠水等の被害が発生したものの、全体からみれば軽微であり、7月以降おおむね天候に恵まれていることから、もみ数は平年並みないしやや多く、登熟も順調に推移しており、作柄は関東・東山が作況指数106の「やや良」、東海及び中国が104、近畿、四国及び九州が103のいずれも「やや良」である。
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