JA全農は来年度から5年間の中期事業構想と、来年度事業計画の原案を検討するため1月26日に東京・JAビルで全国経済事業会長会議を開く。
中期事業構想は過半数の経済連と合併した来春以後の新しい全農の役割と使命を具体的に示す指針で、行動計画を含む内容となる。
その中には、例えば生産資材費を何割低減していくかといった目標数値なども掲げる。
これまでは中期3カ年計画の策定と実践を続けてきたが、これを中止して来年度からは5カ年を期間とする事業構想に取り組む。
来春4月までに計27経済連との合併が実現するが、その後さらに平成14年4月の第3次統合を見込むなど改革過程の展開に対応して「中3計画」よりも長い期間の「5ヵ年構想」を指針にすることにした。
「構想」は経済事業会長会議で原案を練ったあと理事会を経て3月の総代会で決定する。
一方、合併の進展によって都道府県経済連会長、1県1農協組合長、JA全農県本部運営委員長とトップの役職名が多様になったため、さしあたり、この段階の会議名称を「全国経済事業会長会議」とする。
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