第1回「食料・農業・農村政策審議会」が開催 |
省庁再編にともなう審議会の統合後、初めての「食料・農業・農村政策審議会」(基本政策審議会)が2月16日に開催された。30名中22名が出席。今村奈良臣日本女子大学教授が互選され、会長代理には八木宏典東京大学大学院教授が選ばれた。 この日の会合では、今後の審議会のあり方について「国民の関心を高めるためにも今後は公開してはどうか」との意見が出され、それに対して「これまでは米価審議会は議事録すら公開していない。引き続き非公開とすべき」、「審議項目によって公開、非公開を決めてはどうか」などの意見もあった。この問題については今村会長が事務局と相談し次回の本審議会で報告することになった。なお、当面は発言者名を伏せて議事録は公開することは決まった。 これまで米価審議会、畜産振興審議会など12あった審議会は、総合食料分科会、生産分科会、経営分科会、農村振興分科会、主要食糧分科会の5つの分科会として本審議会のもとに置かれる。また、部会として「食料・農業・農村基本計画」の政策や変更、推進について調査審議する「企画部会」、「食料・農業・農村」白書を審議調査する「施策部会」、統計に関する問題を調査審議する統計部会も設置される。各分科会、部会の委員は今村会長が指名する。このうち2月中には、施策部会を開き、12年度の白書について議論、3月中旬には本審議会で審議する予定。 同審議会の委員は以下の通り。(50音順、敬称略) |