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ご飯の学校給食週5回目ざして  JAグループが4月から「ゴーゴー運動」 (3/6)

  週3回は学校給食でご飯を食べようというのが文部科学省の目標だが、現実は2.7回にとどまっている。このためJA全中は農村部の学校は週5回、都市部では当面3回の米飯給食を目ざし、4月から「米飯学校給食ゴーゴー(5・5)運動」を展開する。JA都道府県中央会は米飯給食推進モデル校に地場産のおコメを提供する。

 ゴーゴーは「週5回、ご(5)飯を食べよう」という意味。子供たちの食の乱れが進む中で、正しい食習慣を身につけさせる一方、コメの消費拡大をはかろうという趣旨だ。
 また地場の農産物による郷土食を取り入れた米飯給食を、農業と環境や文化の学習にも結びつけてもらうことをねらう。
 運動は16年3月末まで3年間だが、今年9月までの第一段階では、都道府県中央会が、週5回実施を行政に要請する。モデル校は実施回数の少ない学校の中から1校を選んで設定。給食用米を助成する。
 次いで来年9月までの第2段階では、各中央会が市町村やPTA、学校給食会などで米飯給食推進協議会を立ち上げ▽米飯給食の研究会やシンポジウム▽郷土食メニューのレシピ開発▽講習会や試食会を開く。
 各中央会の事業経費は全中が助成する。財源は農家などが拠出する「13年度米需要拡大特別事業」(基金助成事業)の一部。

 なお米飯給食回数は、昭和51年が週0.6回と極端に低かったが、平成3年には2.6回に増えた。だが8年から10年までは2.7回で伸び悩み傾向。
 都道府県別では、神奈川県が一番低く1.8回。次いで大阪府が2回、東京都が2.3回。一番高いのは山形と福井の両県で3.4回(10年調べ)。



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