トップページにもどる 農業協同組合新聞社団法人農協協会 農協・関連企業名鑑

結婚披露宴では23.9%の食品ロス−−家庭では7.7%(3/6)

世 帯 7.7%
(単身世帯) 7.6%
(2人世帯) 7.9%
(3人以上世帯) 7.7%
(3人以上世帯で高齢者がいない) 9.3%
(3人以上世帯で高齢者がいる) 6.5%
外食産業 5.1%
(一般飲食店) 3.0%
(食堂・レストラン) 3.6%
(その他の一般飲食店) 2.4%
(旅館・その他の宿泊所等) 7.2%
(結婚披露宴) 23.9%
(宴会) 15.7%

 農水省は食品の食べ残しや廃棄の実態について調べた「食品ロス統計調査結果」を3月6日に公表した。この種の調査を国として実施したのは初めて。
 調査対象は、一般家庭と外食産業で、食品の食べ残しと廃棄を食品ロスとして調査。野菜くずや魚の骨など不可食部分は除外した。
 一般世帯の食品ロス率は、7.7%。このうち廃棄が4.8%と食べ残しの2.9%を上回っている。
 世帯員構成別にみると、3人世帯以上で高齢者がいない世帯では、9.3%(廃棄6.1%、食べ残し3.2%)と高く、逆に高齢者がいる3人以上世帯では6.5%(廃棄3.7%、食べ残し2.7%)と低かった。
 食品類別にみると、廃棄では油脂類(16.1%)、いも類(10.8%)、野菜類(10.0%)が高く、食べ残しではでんぷん(9.9%)、魚介類(7.4%)、豆類(6.6%)が高くなっている。
 一方、外食産業の食品ロス率は全体で5.1%だった。業種別にみると、一般飲食店では3.0%、ホテル・旅館など宿泊所では7.2%。ただし、結婚披露宴では23.9%、宴会では15.7%と高かった。
 今回の調査では厨房内での廃棄は対象にしておらず、食べ残しがほとんどとなっている。食品類別にみると菓子類16.9%、飲料類14.9%、果実類13.0%などが高い。
 地域別にみると、ロス率が低いのは中国四国(4.2%)、九州・沖縄(3.8%)など西日本地域。これに対して高いのは東海(7.2%)、北海道(7.1%)となっている。この差は結婚披露宴と宴会でのロス率の差が原因だという。
 農水省では家庭については毎年調査、そのほかの業種については周期年の調査としている。



農協・関連企業名鑑 社団法人農協協会 農業協同組合新聞 トップページにもどる

農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp