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自主米価格
平均価格は4回連続で上昇(3/27)
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12年産米第9回自主流通米入札が3月27日に行われた。今回の入札では、全銘柄の平均指標価格は前回を60kgあたり60円(0.4%)上回る1万6018円となった。
昨年10月の第4回入札では、60kg1万5858円と1万6000円台を割り込んだが、今回の入札で6カ月ぶりに回復した。上場66銘柄中56銘柄が前回の指標価格を上回った。前回の入札で上回ったのは68銘柄中55銘柄だった。
上場数量は28産地66銘柄8万7053t。これに対して落札数量は8万6466tだった。落札比率は99.3%と前回の98.3%を上回った。申し込み倍率も2.5倍と前回の2.3倍を上回った。
また、前回に引き続き「魚沼コシヒカリ」が高値となり、7366円アップの60kg3万5889円と自主米入札始まって以来の価格となった。これは4月に施行される精米表示の適正化や偽表示を防ぐためのDNA鑑定が実施されることが影響したとみられている。
自主米価格は、今回で4回連続で上昇しており、緊急総合米対策の進展により需給改善効果が浸透しつつあるといえる。ただし、魚沼コシヒカリの26%アップを除けば、ほぼ前回比1%前後程度の上昇率であり、また、下落した銘柄もあるのが実態。JA全農では、今後も(1)産地・銘柄別年間販売計画に基づく計画販売の実施、(2)入札での申出価格への慎重な対応、などが重要だとしている。
12年産自主流通米の入札結果 |
(単位:トン、円/60kg、%)
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上場 数量 |
落札 数量 |
指標価格(A) |
11年産最終3回
平均指標価格(B) |
(A)/(B) |
前回
対比 |
前年
同月対比 |
第2回(8/29) |
52,081 |
41,755 |
16,350 |
16,905 |
96.7 |
− |
91.7 |
第3回(9/29) |
153,618 |
103,131 |
16,070 |
16,870 |
95.3 |
98.3 |
93.8 |
第4回(10/27) |
127,719 |
99,045 |
15,858 |
16,750 |
94.7 |
98.7 |
93.0 |
第5回(11/28) |
132,097 |
119,649 |
15,726 |
16,676 |
94.3 |
99.2 |
93.0 |
第6回(12/22) |
107,978 |
98,899 |
15,831 |
16,767 |
94.4 |
100.7 |
93.6 |
第7回(1/26) |
103,163 |
97,637 |
15,847 |
16,774 |
94.5 |
100.1 |
94.6 |
第8回(2/23) |
103,669 |
101,911 |
15,958 |
16,846 |
94.7 |
100.7 |
95.1 |
第9回(3/27) |
87,053 |
86,466 |
16,018 |
16,788 |
95.4 |
100.4 |
95.5
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