JA全中の原田睦民会長は、4月26日の小泉新内閣の発足にあたって談話を発表した。
そのなかで原田会長は、小泉首相が掲げた「地球規模で人口が急増するなか、安全で安定した農業を確立し自給率向上に努める」という「農政公約の実現を大いに期待している」とし、社会・経済の安定的で持続的な発展と国内農産物を中心とする「安全で安心な国民食料の安定供給に取り組まれるよう強く要請する」と訴えた。
WTO農業交渉では、各国の農業の共存をはかる公平で公正な貿易ルールの確立に向けた「強力なリーダーシップが発揮されるものと確信している」としている。
また、武部新農相に対しては、食料・農業をめぐる課題が山積するなか、「農政に明るく熱心な武部大臣が就任されることは、JAグループにとって心強い」と期待し、「新たな経営所得安定対策の確立など農業・農村に明るい展望をもたらすよう、農政改革のリーダーシップが発揮されるものと確信している」との談話を発表した。
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