農水省は5月14日、同省で食料・農業・農村政策審議会総合食料分科会第2回食品リサイクル小委員会を開催。「食品循環資源の再生利用等の促進に関する基本方針(案)」及び「食品関連事業者の判断の基準となるべき事項を定める省令(案)」をそれぞれ了承、5月21日に開く第3回総合食料分科会に報告することを決めた。
法律の運用などについて述べられた主な意見は次のとおり。
〇メタン発酵や乳酸菌発酵処理は、肥飼料に比べて原料を選ばず、スケールメリットが生かせる。このため広域的な取り組みをすすめていくことが重要。
〇利用先の確保を盛り込んだ再生利用計画の認定制度はうまく考えられており、ぜひ、きちんと進めてもらいたい。
〇法律を運用していく上で問題点が発生した場合には、基本方針の見直し等により適切に対応していくことが必要。
なお、同小委員会専門委員は次の各氏。(五十音順)
▽(座長代理)青山俊介((株)エックス都市研究所代表取締役)
▽石川雅紀(東京水産大学水産学部食品生産学科助教授)
▽(座長)牛久保明邦(東京農業大学国際食料情報学部教授)
▽加藤一隆((株)日本フードサービス協会専務理事)
▽栗木鋭三(全国養豚経営者会議副会長)
▽小林珠江((株)西友執行役員環境推進室長)
▽篠木照夫((社)全国都市清掃会議専務理事)
▽長原歩(キッコーマン(株)環境保全推進室環境企画部長)
▽並木利昭(日本スーパーマーケット協会事務局長)
▽松田美夜子(富士常葉大学助教授)
問い合わせ先−− | 農水省総合食料局食品産業企画課・食品環境対策室 食品リサイクル班(加藤・中世古・戸田氏)
電話03−3502−8111(内線3186)
直通03−3501−0893 |
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