農水省は5月11日、「地方提案推進室(仮称)」を設置した。いわゆる「従来型の陳情行政」を廃止し、地方分権の観点や地方のさまざまな事情などに配慮して、地方公共団体や地方の農林水産関係団体などから農林水産施策に関する幅広いさまざまな提案、要請、相談などを聴くために設置したもの。
同推進室は大臣官房地方課(本省南別館1階地方課内)に設置し、大臣官房及び各局庁に相談連絡員を置く。
<同推進室の役割>
地方公共団体及び地方の農林水産関係団体等からの提案、要請、相談等に対し、同室に担当課の職員が集まり、意見交換する場を設定すること。また、提案、要請、相談などを受け、担当課へ伝えること。問い合わせ等に対し、担当課を伝えるとともに、担当課へ問い合わせ等があった旨を伝えること。
地方農政局にも本省の地方提案推進室(仮称)と同様の窓口を設置する。
なお、同推進室の具体的な運営システム等は早急に検討を深めることにしている。
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