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藤岡 弘さん等を招き「ごはんを食べよう
国民運動推進全国大会」を開催
ごはんを食べよう国民運動推進協議会(5/18)


 兵庫県庁の農林水産部総合農政課に本部事務局を置く、「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」(会長・東京大学名誉教授 木村尚三郎氏)では、5月18日、東京都渋谷の渋谷クロスタワーホールにおいて、「ごはんを「食べよう国民運動推進全国大会」を開催した。
 会場には、同協議会の会員(関連各団体・企業・全国都道府県の代表等)をはじめ、食生活改善に関心の高い消費者等、およそ300名が参集し、貴重な示唆に富んだ活動発表や俳優藤岡 弘さんの特別講演に耳を傾けた。
 午後2時から行われた活動発表では、栃木県経済流通課 主査の黒崎尚子氏が、・「土に学んで農業・農村の魅力を発見」ーアグリメイトクラブ活動推進事業−・「『くらしといのち』の源としての食を考える」−ごはんを食べよう県民運動−の2つのテーマで活動発表した。
 続いて財団法人日本食生活協会 会長の松谷満子氏が演壇に立ち・「食生活改善推進(ヘルスメイト)の地域活動」ー元気で長生き、食生活をみなおすためのグループ講習会・こめーの演題で発表・報告した。
 今回の全国大会で出色だったのは、俳優藤岡 弘さんの特別講演・「日本の心、お米・伝統を食べる」だったようだ。
 藤岡さんは、人気番組「仮面ライダー」の初代主役を演じて、絶大な人気を誇った俳優として知られるが、子供たちのヒーローは今も健在で、数多くの国内外の映画やTVドラマに出演している。また、武道家としても著名で、空手、柔道、剣道等の有段者であり、ライダー役を演じた男の強さは、本物だったといえる。
 藤岡さんは、「私の身体は、ご飯を中心とした伝統的日本食が作ってくれたものだ」と語り、ご飯食とパン食の違いに触れ、「パンを食べている20代の若者は、私よりも集中力、持久力が無いように思う」と述べ、お米は様々な食べ物と比べても、素晴らしい食べ物であることを力説した。
 また、「日本の水は素晴らしい。何処に行っても水が飲めるという国は世界に無い。その水が美味しい日本の米を作っている。米は日本の心であり、米との係わりは、数千年にわたり、私たちの遺伝子に組み込まれている。人類にとって今後最も重要な問題は、食料問題だろう。そうした状況の中で、自国の食糧をまかなえない先進国などあるだろうか。21世紀の日本は、農業立国として生きて欲しい」と語り、講演を締めくくった。



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