武部農林水産大臣は5月18日の記者会見で農業の構造改革のなどに自身の基本的な考え方を語った。
武部農相は、構造改革とは「10年間で自給率45%を達成するための構造にしていこうということ。骨太の足腰の強い担い手をどう育成、バックアップするか課題」などと語った。
その一方で、今後は都市と農村との“対流社会”をめざすことが必要とし「農村でも生きがいから土いじりをする人はいていい」との考え方も示したうえで「自給率45%に達成に貢献するのか、そうではなく自然を楽しむという方向などで行きたいのか、自発的に選択してほしい」と生産者の選択で構造改革が進むことを期待した。
こうした考えを示したうえで、新たな経営政策の対象としての兼業農家については「45%達成を担おうという人は規模ではなく意欲で考えるべき。2種兼業農家も排除するものではない。本人の選択による。そのかわり、(自給率目標に貢献するという選択をしたなら)責任がある」と述べた。
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