農林水産省はこのほど、過去に埋設処理された残留性有機塩素系農薬(BHC、DDT、アルドリン、ディルドリン及びエンドリン)の計画的で適切処理のための実態調査を行うことにした。
これらの農薬は残留性などに問題があることから、1971年に販売禁止・制限が行われた。同年には小規模単位での埋設処分を、翌1972年には大規模(3トン以上)な埋設処理による保管の指導が行われている。
既に、今月上旬から埋設場所、数量等を特定する調査について、各都道府県に依頼し取り組んでいるが、埋設カ所数、数量などについては今年9月を目処に実態をまとめ、原則公開していく。今回の調査対象は小規模埋設において、今後、掘り起こして適切な処分が可能なものとしている。