農水省統計情報部が６月18日発表した「平成１２年産パインアップルの収穫量及び出荷量」によれば、収穫面積、収穫量、出荷量ともに前年比で減少した。
　収穫面積は490haで、前年産に比べ17ha（３％）減少した。これは、労働力不足等による廃園があったため。
　収穫量は１万1,200ｔで、前年産に比べ1,400ｔ（１１％）減少した。これは収穫面積が減少したことに加え、日照不足により果実の肥大が抑制されたことや、台風の影響による日焼け果が発生したため。
　出荷量は１万800ｔで、前年産に比べて1,300ｔ（11％）減少した。出荷量を用途別にみると、加工向けは6,910ｔで前年産に比べて1,150ｔ（14％）減少し、生食向けは3,910ｔで前年産に比べ170ｔ（４％）減少した。