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農政・農協ニュース |
新制度のメリットを訴えて普及を図る JA全中の取り組み方針(7/5) |
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前国会で成立した農業者年金基金法の改正により、新制度は任意加入の積立方式となって来年1月1日に施行される。新制度の最大のメリットは、認定農業者と青色申告者を中心とする担い手に保険料補助という政策支援があり、適格な経営継承をすれば保険料補助分を年金として受け取ることができることだ。
JA全中は5日の理事会で、このメリットを享受できる政策支援対象者を中心に制度を普及する必要があるなどとするJAグループの取り組み方針を決めた。 新制度ができる過程では現行受給者に対する年金の大幅カット案などが出て、不信感も生まれたこともあり、組合員とJAの良好な関係を維持していくためには、制度改革の趣旨と内容を理解してもらう必要があるともした。 来年の新制度施行後は政策支援対象者に向け、農業委員会系統と連携しての説明会や相談会を開いて農業者年金の特徴を知らせるという方向も決めた。 また経過措置によると、45歳以上には現行体系に準じて年金が支給されるため対象者については経営移譲年金受給を勧める必要があるとした。 このため農地保有合理化事業を通じた経営継承農地の借り受けなど経営移譲と経営継承がしやすい条件を整備する方向も出した。 |