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農政・農協ニュース

過去最大規模の優績LA459名を表彰――全共連(7/11)
 ◆7人に1人が女性、5人に1人が20歳代

 全共連(新井昌一会長)は7月11日、東京・赤坂プリンスホテルで「平成12年度優績ライフアドバイザー全国表彰式」を開催し、12年度に優秀な業績をあげたLA(ライフアドバイザー)を表彰した。
 今回表彰されたのは、専任LA207名、複合LA252名の459名で過去最高の人数となった。このうち今回通算5回目の受賞で「通算特別表彰」された32名を含めて5回以上受賞者は46名にのぼっている。また、受賞者の7人に1人が女性、5人に1人が20歳代となっており、生活者として女性の感性や若い感覚が次世代層や利用者との「絆の強化」にとって不可欠なものとなっていることを示しているように思われる。
 12年度の共済・保険市場は、長引く景気の低迷、利用者の「保険離れ」などから、業務提携や合併をはじめとした業界再編が急速に進んでおり、JA共済事業を取り巻く事業環境は厳しい状況にあったが、過去最高の31兆7969億円という長期共済新契約高を記録した。
 これは「ひと・いえ・くるま」の全利用促進をすすめてきたJA全役職員による訪問活動と、高い専門知識をもって相談・提案型推進を恒常的に展開してきた全国1万7225名のLAの力によるといえる。

◆ますます大きくなるLAの役割

 とくに長期共済新契約実績高に占めるLAの割合は、平成9年度の27.9%から12年度の41.4%へと大きく伸長した。いまや、間違いなくLA抜きでJA共済を語ることができない存在となった。今回の受賞者の長期共済新契約実績高1人平均は、専任LAが32億7700万円、複合LAが21億9800万円と非常に高い水準を示しており、ごく近い将来にLA占有率は50%を超えることは間違いないだろうといわれている。
 13年度のJA共済事業を取り巻く環境は「保険市場の成熟化の中で生き残りをかけた大競争時代に直面している」(前田千寿全共連専務の閉会挨拶から)という厳しい状況が続くと考えられており、高い専門的知識をもったLAへの役割はますます重要になってきているといえる。新井会長も開会の挨拶のなかで「これまで培われた知識と経験をもとに、利用者の立場にたった、利用者に満足していただける相談・提案型の推進を展開され、JA共済の信頼を、よりいっそう高めていただきたい。…共済事業にとどまらずJAの事業全般にわたる渉外業務を担当する『JAの顔』として自信と誇りを持って業務に邁進されるようお願いいたします」とLAへの期待を述べた。

全国LAのNo.1として表彰されたのは今年も縣正己さん(静岡県・JAみっかび)
 
今年も複合LAのトップとして表彰されたのは樋田和幸さん(愛知県・JAいなざわ)
 
2年連続女性LAのトップとなった荒田悦子さん(福井県・JA福井市南部)
 


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