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農政・農協ニュース
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注目の水稲除草剤MYー100剤 初年度実績で10万ヘクタールを突破 ―― JA全農(7/23) |
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JA全農(全国農業協同組合連合会)とアベンティス クロップサイエンス ジャパンが共同開発した新規の化合物「オキサジクロメホン」(MYー100)を母剤とした水稲用除草剤の初年度販売実績が、水田面積換算で目標の10万ヘクタールを突破した。
昨今、水稲用除草剤市場は、相次ぐ減反の強化に伴い(本年度は4万7,000ヘクタール強化)、国内水田面積が180万ヘクタールを割り込むいっぽう、水田用ヒエ剤市場は、国内で20種類以上の原体がある競争激化の市場となっており、より高い防除効果や、環境及び人畜に対する高い安全性が求められていた。 「オキサジクロメホン」(有効成分)は、JA全農が原体製造まで関与した初めての原体に位置付けられ、内外から注目を集めていた。低コスト、高活性及び高い安全性をクリアし、除草剤として初めて農林水産省の新農薬開発促進事業に指定されたことも1つの話題。 この様な好結果を生んだ背景には、「本剤がコストパフォーマンスに優れ、ノビエに対し長期にわたる安定した除草効果を所有し、高い安全性を確保していることに加え、JAグループを挙げての地道でかつ積極的な普及推進が奏功」したものと思われる。 昨年10月から本年6月までの出荷実績を見ると、水稲使用面積換算で、10万4,000ヘクタールと目標の10万ヘクタールを突破した。現在市場にある商品は、ホームラン、ミスターホームラン(北興化学工業)、パットフル、サットフル(クミアイ化学工業)、サラブレッド(武田薬品工業)、トレディ(日産化学工業)、サムライ(日本農薬)となっており、特に抵抗性雑草への効果を高めたミスターホームランの出荷実績が最も多く、3万7,000ヘクタールと独走する。 新農薬年度からは、新規混合剤の市場投入も予定されており、来年度から基盤固めのために本格的な普及推進体制が敷かれる。2002年の普及目標面積は25〜30万ヘクタール、2003年のそれは60万ヘクタール(約150億円相当)となっている。 【JA全農・山内元二肥料農薬部次長の談話】 普及面積の10万ヘクタール強を平均水田面積で割ると、10万以上の水稲農家に使用していただいたことになります。このことは、本剤の有効性を高く評価していただき、来年以降さらに飛躍していくという意味で、非常に意義のある10万ヘクタールであったと思います。 <資料> |