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農政・農協ニュース

JA共済の健全性と安全性をわかりやすく
JA共済連が情報開示誌を発行(8/16)
 JA共済連が今年度の情報開示誌(ディスクロジャー誌)を16日発行した。平成12年度の財務諸表明細や経営諸指標、それに逆ざや対応なども説明。全体として内容を充実させた。
 「JA共済の健全性・安全性をご理解いただくために」という項目では6つのキーポイントを挙げた。
 (1)新契約高・保有契約高・総資産の着実な成長(2)きちんとした共済金の支払い(3)自然災害にも確かな保障力を発揮(4)支払い余力(ソルベンシー・マージン)比率の高い水準(5)公社債を中心とした堅実な資産運用(6)責任準備金の積み増し−−をわかりやすく説明した。契約者に約束した予定利率を運用利回りが下回る逆ざやは、生保業界の大きな悩みだが、これの説明も13年度版の特徴だ。
 JA共済の場合、12年度は経営の効率化や、効率的な資産運用により収支全体で逆ざやを補い、なお5029億円の基礎利益を確保した。基礎利益は本業での利益を示すもので、その多くは異常危険準備金などの準備金の積み立てや、割り戻し金の仕払いにあてられる。今後も新たな逆ざやを増やさない取り組みを強化する。
 JA共済の理念やビジョンの記述にも力を入れた。
 なおディスクロージャー誌は9年版から毎年発行している。


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