農水省は8月29日に7月現在の生鮮野菜の輸入状況を公表した(表参照)。
これによると、今年1月から7月までの生鮮野菜の輸入量は61万8000トン、対前年同期比111%となっている。また、7月単月の輸入量は6万2000トン、対前年同月比128%となっている。
昨年、輸入量が92万6000トンとなり、セーフガードの発動が社会的な問題として論議され、4月23日に3品目についてセーフガード暫定措置が発動(11月8日まで)されたが、依然として生鮮野菜の輸入増加に歯止めはかかっていない。
ちなみに今年1月以降の生鮮野菜輸入量は
1月 8万2000トン
2月 11万7000トン
3月 11万6000トン
4月 9万8000トン
5月 7万9000トン
6月 6万4000トン
で、3月、4月は昨年同月を下回ったが、その他の月は昨年の輸入量を上回っている。
昨年はねぎ等、トマト、ピーマン、たまねぎ、なす、にんにくの輸入増加が目立ったが、今年1月〜7月ではカリフラワー(対前年同期比910%)、キャベツ等あぶらな属(同299%)、結球レタス(同249%)、その他レタス(同214%)、その他根菜類(同244%)、ほうれん草等(同213%)が目立っている。また、ピーマン(同142%)、ねぎ等(同113%)、たまねぎ(同105%)も依然として輸入は増加している。
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生鮮野菜の輸入状況 (速報)
平成13年7月 |