農水省は9月12日、千葉県白井市の農場で確認された牛海綿状脳症(BSE)を疑う牛の導入元である北海道佐呂間町の生産農場へのこれまでの調査結果を公表した。
北海道庁の調査では、牛は佐呂間町内の農場で平成8年3月26日に生まれ、10年4月8日に網走管内のJAに売却されその日のうちに千葉県に移動した。 BSEが疑われている牛が生まれて以降、12年12月の廃業までに飼養された牛は74頭。このうち72頭が売却された。売却先は現在調査しているという。 残りの2頭は腎破裂による死亡と脱臼のために廃用とされBSEが疑われる症状は認められていない。 給与されていた配合飼料は、ホクレン製造の7品目と日本農産工業製造の1品目。ホクレンと日本農産工業ではどの製品にも肉骨粉は使用していないとしている。農水省はその他の飼料についても調査を進めている。