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農政・農協ニュース

初日には18工場に立ち入り
−−BSE問題で検査始まる(9/12)

 牛海綿状脳症(BSE)の疑似患畜が発生したことを受けて独立行政法人肥飼料検査所が全国の配合飼料工場に立ち入り検査を実施しているが、初日の9月12日には青森、宮城、茨城、岡山などあわせて18工場への緊急立ち入り検査を行った。対象は全部で142工場。

 一方、今回の疑似患畜の導入元(北海道の農場)へ飼料を供給していた日本農産工業が、当時、供給していた配合飼料の原料や製造量などを13日に農水省に報告した。
 それによると、供給されていたのは同社小樽工場製造の「ノーサン印 スーパーゴールド18」という乳用牛飼育用配合飼料。当該の農場には平成6年から平成9年まで供給されていた。報告によれば、原料はとうもろこし、マイロ、大麦、大豆などで肉骨粉は使用していない。同製品は1999年までは製造されていたが現在は製造されていない。出荷先は北海道内だった。なお、同工場には、肥飼料検査所札幌事務所の職員が13日に立ち入り検査を実施した。

 また、農水省は今回の疑似患畜について、9月12日の発表では、平成10年4月8日に網走管内のJAに売却され、当日のうちに千葉県の農場に到着したとしていたが、13日に「その日のうちに農場に着いたのではなく、その日のうちに千葉県に移動した、との意味と訂正。到着日については調査中だという。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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