JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

農政・農協ニュース

不安解消策などを議論
農水、厚労両省が狂牛病対策検討会 (10/4)

 狂牛病(BSE)の発生防止や、国民の不安解消への対応策を練るため、農水省と厚労省は「BSE対策検討会」を設置し、幅広く関係者の意見を聞く。第1回会議は5日開催する。
 検討事項は(1)肉骨粉の利用のあり方(2)畜産物の安全性確保(3)畜産リサイクルの確保で、諸外国の規制の動向も踏まえて議論する。
 農水省が肉骨粉の製造、流通を一時停止したことでと畜後の廃棄物リサイクルに支障が出て、食肉の供給にも影響する恐れがあるため、一時停止の解除に必要な対策なども検討する。
 また武部勤農相は、同省と厚労省が家畜衛生行政を別々に実施している縦割り行政の「問題点についても意見を聞きたい」と語っており、そうした問題にも議論が及ぶとみられる。
 検討会の委員は生産者、消費者、飼料・化製業者、学識経験者計26人。日程は今年度中に数回開く。
 委員は、生産者から全酪連の上野千里会長、JA全農の三村浩昭常務ら、消費者から主婦連の和田正江会長、全国消費者団体連絡会の日和佐信子事務局長ら、学経から東大大学院の小野寺節教授ら、業界からは日本チェーンストア協会の小笠原荘一常務ら。





農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp