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農政・農協ニュース

カナダの量販店でパッケージ米販売
JA全中が商品開発(11/12)

 海外でのコメ消費拡大をねらってJA全中が開発したユニークなコメ商品を、カナダ最大の量販店コブロー社が20日から同国内で発売する。きらら397にアジア各地の食材と調味料をパックしたもので、家庭で簡単にアジア風ごはんが楽しめるという。
 米国の著名なシェフの協力で全中が開発したパッケージライスを、ロブロー社がPB(プライベートブランド)として主力商品の一つにする。セールスポイントは「日本産米の使用」でコメは全中が供給する。
 新商品は(1)バジルやレモングラスなどを使ったスパイシーなタイ風ごはん(2)色鮮やかな野菜とマイルドな辛さのカレー風ごはん(3)パイナップルやマンゴーなどを使ったトロピカル風ごはんの3種類。
 同社は年間35万箱の売り上げを見込む。コメの量は1箱(4人分)150gなので、この販売量なら合計21トンのコメ輸出が見込まれる。
 20日にはトロント市内で店頭デモを行い、製品開発に協力した米国人シェフや同社の専属シェフが料理実演などをする。
 同社はカナダ最大のスーパーマーケットチェーンで国内シェア約37%、昨年1年間の売り上げ201億ドル。国内グループ店舗1100のほか米国にも637店舗を持つ。
 なお、全中は3年前から米国で日本産コシヒカリを『供米(くまい)はーべすと』のブランド名で販売しているが、3年間の販売量は21トンと、素材そのままでの売れ行きはいま一つ伸びない。このため今回のパッケージライス商品に期待をかけている。




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