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農政・農協ニュース

協議期間中の輸入急増防ぐ措置求める
セーフガード 日中閣僚会談で(11/12)

 セーフガード暫定発動の期限が切れてから初めての日中閣僚会談を11月12日(日本時間深夜)カタールのドーハで開き、日本はネギなど3品目の輸入が、協議の期間中に急増しないように措置すべきだと中国に申し入れた。
 また「3品目の秩序ある輸入の確保が不可欠」であると日本側の立場を強調し、中国側の輸入抑制を話合い解決の前提とした。
 さらに「両国が需給状況に共通認識を持った上で」貿易の話合いを促進すべきだ、とした。
 これに対して中国は、国内が困難な状況にあるなどと発言する一方で、日本の国内事情にも一定の理解を示した。
 これにより、双方が抱える困難な状況を踏まえながら、話合いによる解決に向けて両者が合意した。
 これを受けて政府レベルの協議を行うことになり、具体的日程などは外交ルートで調整することにした。
 この日の会談には平沼赳夫経産相、武部勤農水相と両省および外務・財務省の局部長らと、中国側からは対外貿易経済合作部の石広生部長らが出席した。
 カタールでは世界貿易機関(WTO)の閣僚会議が開かれており、日本側が同地での閣僚級会談を申し入れていた。武部農相が石部長と会談するのは初めて。
 日中協議は、JA全中や全農の代表も含めた東京での官民合同会議が先に不調に終わっているが、小泉純一郎首相は、あくまで話合い決着の方針である。




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