隔離した牛肉 市場流通させず (11/20)
武部農相は11月20日の定例記者会見で、10月18日からスタートしたBSE全頭検査前に製造され市場隔離した牛肉の今後の扱いについて「市場に流通させる考えはありません」と語った。 農相は市場隔離には「国民に安心してもらうこと」と「牛肉の円滑な流通」の2つの狙いがあるとし「完全に市場隔離するのが考え」と強調。具体的な方法や時期については明らかにしなかったものの政府が処分する方針を明確にした。JA全農などが保管している市場隔離数量は1万2890トンとなっている。 また、同日の会見で死亡牛全頭に対するBSE検査についてもシステムのあり方、技術的な問題も含めて実現に向けて検討する意向を示した。