みかんが生活習慣病を予防 −−世界で初の疫学研究成果 (11/21)
農業技術研究機構果樹研究所が、みかんを毎日食べる人は、生活習慣病の罹病率が低いことを明らかにした。これまでは一般に果物を食べると太ると思われていたが、みかんの摂取量と肥満、高脂血症との関連性は見られなかった。 逆に、たとえば糖尿病の罹病率では、低摂取群(男)が約14%であるのに対し、高摂取群(同)では7%台となっているなど有意な差が認められたという。そのほか心臓病、高血圧などでも同様の結果が得られた。この研究は約6000人を対象にした疫学調査。この種の調査は世界でも例がないという。11月29日からの日本食因子学会(神戸大学)で発表する。