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農政・農協ニュース |
食品安全でリスク管理など語り合う |
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「軸足」については、おいそれとは「移せないだろう。私たちも(約束の実行を)厳しく点検していく」と主婦連の和田正江会長がクギをさし「BSEでも雪印食品の場合も行政の対策は小出しであり、後手々々に回った」と批判した。 食品表示では日生協の阿南久理事が「食品衛生法に『食』の理念があるのか。単なる取締法ではないか」と突き、他にも「JAS法は生産者サイドの法律だ。知らない消費者が多い」など『食』に対する政府の基本認識や情報発信の弱さを指摘する声が相次いだ。 さらに専門ジャーナリストの砂田登志子さんは「学校では交通安全教育をしているが、食品安全教育はしていない。またスポーツ新聞はたくさんあるが、食品安全の新聞はほとんど見当たらない」などと学校教育の問題を提起した。 山梨県の主婦米山けい子さんも「子供の時から意識を高めるべき。また農水省は食料問題の資料を数多く出しているが、地方の図書館は置いていない」と情報の届け方の改善を求めた。 『農』の問題では、農家の経営規模が小さいから農産物価格を安くするのは難しいという農相の説明に対し、全国消費者団体連絡会の神田敏子さんは、小規模農家でも低価格を「追求できる道があるはず」とし、「小さな農家でも例えば地産地消などで成り立っていけるようにしてほしい」と要望した。 |