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農政・農協ニュース

「人が元気 組織が元気 地域が元気! JA新時代」
−−福岡で第44回全国家の光大会開く (2/13)

木昌彦会長
木昌彦会長
 (社)家の光協会は2月13日、福岡市の福岡サンパレスで第44回全国家の光大会を開催した。
 今大会のテーマは「人が元気 組織が元気 地域が元気! JA新時代」。約2500人が参加し、家の光文化賞の表彰、体験発表と表彰などが行われた。
 第52回家の光文化賞を受賞したのは次の3JA。
 JA北信州みゆき(長野県)は、豪雪と中山間地域という条件のなかで、エノキダケ、シメジなどの導入で農業振興、また、全国の米販売店450を組織化して「幻の米」を販売している。CATV利用など広報活動も重視し、グリーンツーリズムにも力を入れる。
 JA福井市(福井県)は、市民を巻き込んだケナフ栽培や学校田などを展開しているほか、農地の有効活用を目標に地域協力型農業を推進。生活文化活動も多彩で、料理、生産加工など208グループが活動している。「家の光」の記事活用グループも76あり、これらの活動が評価された。
 JA紀の里(和歌山県)は、女性の参加・参画目標を明確にしている。農業振興では、タイプ別営農類型の設定など活力ある産地づくりに努めファーマーズマーケット「めっけもん広場」は、農産物の販売だけでなく、消費者、他JAとの交流など幅広く展開、年間10億円の売り上げを誇る。
家の光大会
 大会で体験発表の記事活用の部の農林水産大臣賞に選ばれたのは、JAはが野(栃木県)の猪野正子さんの「ホップ・ステップ・ジャンプ 小さな一歩から」。普及・文化活動の部でJA全中会長賞に選ばれたのはJAならけん(奈良県)の芳村幸次さんの「家の光事業でJA運動の新しい仲間づくりを!」。
 14年度から家の光協会は「元気キャンペーン」を展開する。スローガンは「あなたの元気が、わたしの元気」。
 今大会のテーマに掲げた「人が元気・組織が元気・地域が元気」も、協同組合の基本的な価値のひとつ「他人への配慮」をふまえ、相手への気づかい、思いやりで、組織、地域に元気のスパイラルを起こそうというもの。
 家の光事業としては、「食と農」、「協同組合学習」、「小グループ活動」、「子どもとの活動」を軸に元気づくりに取り組む方針だ。 


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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