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農政・農協ニュース

信用システム共同運営の機能を
農林中金に一元化−JASTEMは解散 (3/4)

 農林中金は「農協系統信用システム共同運営株式会社」を3月末までに解散して、その機能を引き継ぐと4日発表した。同社はIT(情報技術)投資を全国で一本化してコストを節減する目的で平成6年に設立され、「JASTEM」と呼ばれている。
 しかしJA、信連、農林中金の一体的な事業体制が「JAバンク」として整ったため電算システム面も農林中金が一元的に担うことになり、同社は清算する。
 しかし、すでにシステム共同運営に移行し、稼働している4府県ではJAと組合員に対する機能の提供はそのまま続けられる。また14年度以降に予定している県とJAの移行も計画通り進める。
 これらの方針は46都道府県信連と奈良県農協と農林中金で決めた。今後は農林中金が主体となって電算システムのより効率的で合理的な開発と運営をし、JAバンク基本方針で定めた「全国どこでも、良質で高度な金融サービスの提供」ができる体制を整備していくという。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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