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農政・農協ニュース

スターゼンがJAS法違反 (3/4)

 大手食肉卸のスターゼン(東京都港区)の佐賀アウトパックセンターが虚偽表示していた問題で農水省は、3月4日に同社への立ち入り調査結果と処分を発表した。
 同省の調査で、(1)SPF豚の一部を鹿児島産黒豚の原料としていたこと、(2)乳牛の一部を交雑種の佐賀白石牛の原料としていたこと、(3)若鶏の一部を銘柄鶏の原料として使用したことがあった、の3点が確認された。
 同社の社内調査では、平成12年から雪印食品の牛肉偽装発覚後の今年1月まで不正が行われていた。この間に黒豚として販売した量のうち37%が白豚だったなどの事実が明らかになっている。これらの原料を使用することで約1000万円の利益を上げた。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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