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農政・農協ニュース

中国産冷凍野菜に残留農薬違反
−−農民連が調査 (3/20)

 農民運動全国連合会(佐々木健三会長)は3月20日までに中国産冷凍野菜に基準値の9倍もの残留農薬違反があることを独自の調査で明らかにした。
 東京都練馬区内、板橋区内などの量販店で売られている中国産の冷凍野菜を試料にし、農民連・食品分析センターで分析した。その結果、購入した16点のうち3点で残留農薬違反があったという。安全基準値を超えた残留農薬が認められたのは「冷凍枝豆」(フェンバレレート 基準値の1.41倍)、「冷凍ほうれん草」(クロルピリホス 同9倍)、「冷凍ほうれん草のバター炒め」(クロルピリホス 同1.3倍)。
 冷凍枝豆は中国産が4万5000トン輸入され、輸入量の58%を占めている。また、冷凍ほうれん草は5万700トン輸入され、輸入量のほとんどを占めるという。
 農民連では「わずかしか検査していないのにこれだけの違反。安全基準値を超えた残留農薬違反の冷凍品が売られていることに背筋が寒くなる思い」などとコメントを発表している。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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