牛海綿状脳症(BSE)対策で全頭検査前の買い上げ牛肉に対象にならない肉が新たに2.3トン見つかったと3月29日、農水省が発表。これで補助対象外は累計5トンになった。
新たに見つかった対象外の肉は日本ハム・ソーセージ工業協同組合扱いの2社分0.7トンと全国食肉事業協同組合の6社分1.6トンで計8社分。理由は品質保持期限(2年)切れが最も多く、一番古いのは加工日から4年を経た売れ残りだった。ただ、意図的な作為は認められなかったと農水省は社名を公表せず。短期間で申請を受け付けたため対象条件が徹底しなかった事情もあるという。
4月からは全箱開封方式に改める。首都圏に検査センターを設け全国から買い上げ肉を集めて検査をする計画だ。