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農政・農協ニュース |
生産履歴追跡システム構築など |
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肉用牛に耳標をつけ、与えた飼料を農家が記帳するなど牛肉のトレーサビリティ(生産履歴の追跡)システムの確立や、畜産農家の支援など14年度の牛海綿状脳症(BSE)関連対策を農水省が29日決めた。
関連対策予算は2065億円で13年度と同じ規模だ。農家支援では肉用牛肥育経営の所得が下がった場合、都道府県ごとに積み立てた基金から、家族労働費を1カ月ごとに補てんする(マル緊事業)。これまでは3カ月ごとだった。 また、1頭当たりの粗収益が生産費(家族労働費を除く)を下回った場合、赤字分を1カ月ごとに補てんする(BSEマル緊事業)。子牛の不足払いも1カ月後の交付に縮めた。 さらに枝肉が安定基準価格(キロ780円)を下回った場合、生産者団体などの調整保管を支援する。 農家と食肉販売業者などへの緊急融資や債務保証の支援もある。 なおトレーサビリティシステムの確立対策では、個体識別システムの円滑な運用と、飼養管理情報システムの構築をはかる。 |