牛海綿状脳症(BSE)関係副大臣プロジェクトチームは4月9日に会合を開き、経済産業副大臣は現在セメント製造工場では1日約80トンの肉骨粉を焼却しているが、近く469トンを焼却できるようにすると報告した。
食肉処理された牛の頭部などは現在も、いったんは肉骨粉にした上で焼却しているが、その製造量は1日約900トンに及ぶ。このため、36のセメント工場が焼却能力を拡充中だ。
完成すれば一般の焼却施設と合わせて1日合計1120トンの焼却能力となるため、これまで残っていた肉骨粉の処理も円滑に進むことになる。
一方、遠藤武彦農水副大臣は今国会でのJAS法改正に向けて内容を検討中であると報告した。また、厚生労働副大臣も消費期限などの食品表示事項を見直していると述べた。