農政・農協ニュース
生産調整研がMA米評価まとめる (4/8)
ミニマムアクセス(MA=最低輸入義務)米は転作の強化につながらないように数字の上で担保されているし、また国産米価格への影響も見出せないという「MA米の影響評価」を食糧庁の生産調整研究会(生源寺真一座長)が4月8日まとめた。 これによると、MA米は平成12年度までの6年間に371万トンを輸入したが、うち121万トンを海外援助に回し、さらに、これと同量の国産米を援助輸出したため合計242万トンの過剰米が処理されたという。 また、MA米のうち主食用となるSBS(売買同時入札)米も国産米の入札取引に影響しているとの評価はないとした。 大局的には「MA米は米価下落にほとんど影響していない」との結論だが、研究会では生産者委員もこのまとめを大局的に了承した。