農政・農協ニュース
BSE対策で異例の募金活動始める−−JAグループ (4/10)
牛海綿状脳症(BSE)発生から半年。いまだに牛肉消費が回復せず、畜産農家の経営は深刻な事態にあるとして、JAグループはBSE対策募金を集めて全国基金を創設すると10日のJA全中理事会で決めた。 募金は発生農家への見舞金贈呈をはじめ、発生JAと都道府県ごとに展開する消費回復対策、広報対策などの支援にあてる。 募金実施期間は4月中旬から7月末までの約3カ月間。対象はJAから全国機関までJAグループの役職員と関係会社の社員など。1口500円以上(管理職は2口以上)を目標に、事務所に募金箱を置くなどして集め、その資金で基金をつくり、対策費に使う。 JAグループは自然災害の被災者(地)救援募金は実施してきたが、今回のような「重大な失政」をめぐる募金は初めて。全国目標額は設定していない。