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農政・農協ニュース |
宮城は10月、栃木は来年5月に統合 |
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農林中金は信連との統合協議を進めているが、4月2日には栃木県信連(藤原林次郎会長)と、また3日には宮城県信連(大堀哲会長)と統合日などについて基本合意した。宮城とは今年10月15日、栃木とは来年5月6日に統合する。
どちらも当面は1部事業譲渡方式で統合し、信連の法人向け貯金・貸出業務は農林中金に、また個人向け同業務はJAに、それぞれ移管する。残る為替決済業務などの全面移管は5年以内の予定。それまでは暫定的に信連を存続させる。 宮城、栃木両県信連とも5月に農林中金と1部事業譲渡契約を締結の上、6月の通常総(代)会で承認を得る予定。宮城は第1号の統合となる。 このほか秋田、山形、富山、岡山、長崎の5県信連が事実上、統合を決めて、協議を進めている。 JAバンクは一体的業務運営のインフラとしてJASTEM(系統信用システムの共同運営会社)を構築中で、各県それぞれのシステムが、これに移行できるのは平成18年度からだ。 このため為替決済業務を含めた全事業の譲渡、または合併はそれ以降となる。それまでは「暫定信連」を存続させ、県域に残された業務を行う。 |