東京農業大学総合研究所は平成12年度から戦略的プロジェクト研究として行ってきた「循環型社会を考えた有機性廃棄物の資源化に関する研究」について、その研究成果が「リサイクル研究センター」として完成、4月15日に開所式を行う。
▽日時―4月15日午前11時〜
▽場所―東京農業大学エコテクミュージアム内
▽紹介研究内容―
(1)生ごみを有機質肥料に再資源化するシステム
(2)廃棄物を出さずに、生ごみをメタン発酵させるシステム
(3)樹木ごみを舗装剤として利用しながら土に還すシステム
▽連絡先―総合研究所 電話03−5477−2532 FAX03−5477−2634(高橋氏)
【リサイクル研究センター】
有機物系廃棄物を資源化する研究では、従来は多くが生ごみや樹木ごみを堆肥化して処理する研究が中心だったが、堆肥にしてもその用途がないことから、最近はエネルギー化への技術開発が盛んに行われている。しかし、すぐには解決できない問題も多く、生物再生資源とエネルギー資源両面への転換研究が必要として、同研究所では、廃棄物の再資源化研究にあたり次のような技術開発をめざしている。
(1)廃棄物は生物系廃棄物を取り扱う、(2)廃棄物は生物再生資源とエネルギー資源に転換する、(3)再資源化研究は、廃棄物の収集システム、廃棄物の再資源化処理技術、再資源化物の利用システムを考えて研究する、(4)環境に配慮した実用的な技術とする、(5)産官学共同研究を柱とする。