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農政・農協ニュース |
来年統合へ農林中金と栃木県信連が調印 |
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信連は法人向け貯金・貸出業務を農林中金に、また個人向け同業務を県内のJAに譲渡する。この一部事業譲渡方式により、信連は暫定的に存続し、当分は為替決済や県域に残された業務を行う。全面移管は5年後となる。 調印式は東京都内の農林中金本店で行い、上野博史理事長はペイオフ時代に入り信頼性確保が「ますます重要」と強調。「信用事業が金融競争に勝ち抜いていくためにJAバンクシステムをより効率化しなければならない。今回の統合が、その成功のモデルとなるように取り組んでいきたい」とあいさつ。
同県内のJA貯金の伸び率は3月末で前年同期比4%ときわめて高く、全国で2位となった。また県信連の平成13年度決算予想では繰越剰余金4億3000万円、当期利益2514万円の黒字を見込む。自己資本比率は8.32%で8%基準をクリアしている。 統合により同信連の職員は約50人を農林中金へ、約20人を県内JAへ、約30人を暫定信連へと割り振る案を今後検討する。 なお農林中金は宮城県信連との統合でも基本合意し5月10日に統合調印のあと所要の手続きを経て今年10月15日に統合する。このため統合実現第1号は宮城となる。 |