JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

農政・農協ニュース

BSE 4例めを確認 (5/13)

 5月13日、BSE(牛海綿状脳症)のわが国4例めの患畜が確認された。
 当該牛は北海道音別町の農場で飼養されていた6歳1カ月の雌ホルスタイン。11日に帯広畜産大学で確認検査で陽性が確認されたことを受けて13日に厚労省の「牛海綿状脳症の検査に係わる専門家会議」で確定診断が下された。
 生産者は56頭飼養の酪農家。当該牛は自家産でこれまでに3産している。給与飼料については現在調査中だが、肉骨粉は使用していないという。
 渡辺事務次官は13日の会見で、今回4例めが確認されたことについて「昨年10月18日からの全頭検査体制が有効に機能していることを示すもの」とし、同時に牛肉は「安全・安心なものしか流通しないシステム」になっていることを強調した。
 4頭の生年月日が平成8年3月下旬から4月はじめと近いことや同じ代用乳を与えていた可能性も一部報道されるなど共通点が多いとの指摘もあるが、「4例めの給与飼料などの調査はこれから。予断を持たずに原因を追求すべき」との考えを示した。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp