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農政・農協ニュース

多彩なおにぎりで楽しさもPR
東京駅の「ほんのり屋」が好評 (5/27)

ほんのり屋

 東京駅八重洲中央口構内の「駅のお米ギャラリー東京」がJR東日本フードビジネスと協力して運営しているおにぎり専門店舗「ほんのり屋」が人気だ。3月29日のオープン以来、1日平均で3300個と計画の倍近い売れ行きだという。
 種類は今、14種類。季節によって新しい具も加える予定だ。売れ筋は、「シャケまぶし」、「焼きタラコ」、「鶏ごぼう」、梅とジャコを使った「かりかり梅」など。ほかに本当のおむすびの味を知ってもらおうと、沖縄の天然塩と三河の海苔を使ったシンプルな「塩むすび」も人気だ。価格は1個120円から200円。
 朝と昼食時、夕方には行列ができることも。東京駅を利用する通勤者や観光客などで、年齢層も幅広く若い女性も多い。みそ汁や総菜を買って店内で食べる人もいる。
ほんのり屋
 「店の奥で手づくりしていることも分かるし、具も多彩で見ためもきれい。おいしさだけでなくおにぎりの楽しさも伝わったのか、リピーターも増えてきました。今まではどうやってごはんを食べてもらうかという視点が少し欠けていたのかもしれません」と鈴木勝広所長は話す。
 これからの季節は、夏の具や新米もPRして、おにぎりにも「旬」の味を出していきたいという。
 お米ギャラリーに置かれたJA全中が発行している「お米ライフ」やごはんメニューなどのパンフレット類も「1種類で1日、150冊ほどなくなっていきます」と鈴木所長はごはんや健康への関心の高さにも手応えを感じている。
 東京駅は、1日の乗降客が75万人。お米ギャラリー東京の前を通る人は10万8000人。JA全中では米の消費拡大のための広告塔として格好の場になっていると評価している。


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