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農政・農協ニュース

自主米価格 前回比180円安 (5/24)

 13年産自主流通米の第13回入札が5月24日に行われた。
 上場されたのは29産地56銘柄、9万7068トン。落札数量は9万4769トンで落札率は97.6%と前回(98.3%)を下回った。
 全銘柄の平均指標価格は、1万6171円だった。前年同時期の指標価格を386円(▲2.3%)下回り、前回とくらべても180円下がった。
 13年産米の入札結果は、これまで前年同時期をすべて上回っていたが、今回初めて下回った。
 前回入札で1000円以上も高騰した「秋田あきたこまち」が今回は848円下がるなど、前回価格が上昇したいくつかの銘柄の居所修正が行われた。これは入札前に第2次の調整保管計画を公表し、そのなかで秋田あきたこまち、関東コシヒカリを第1次計画より減らすことなどを示したことから市場が冷静に反応したためとみられている。ただ、秋田あきたこまちは前回より大きく下がったとはいえ、前年同期比では上回っており、落札残もなかった。
 そのほか、販売進度が遅れ過剰感が拭えない一部の銘柄での下落もあった。このためJA全農では、今後、さらに調整保管の増修正について県本部・県連等と協議を行い需給と価格の安定を図っていくことにしている。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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