東都生協(宮村光重理事長)は、5月30日に日本青年館(東京・新宿)で第28回通常総代会を開催し、2001年度活動・事業報告、2002年度活動方針・事業計画などを決定するとともに、今年3月に明らかになった豚肉偽装問題に対する「対応方針」(既報)を特別議案として提案し、賛成多数で承認した。
豚肉偽装問題について、宮村光重理事長は「設立以来の重要産直品において、組合員を裏切る結果」となったことを深謝するとともに「組合員の信頼を一日も早く回復する対応を進め、供給事業の速やかな整備と前進をはかることこそが、いま、必要」とし、この総代会を「産直の運動・事業を再構築する『再生東都生協元年』のスタートと位置づけ」「豚肉問題にとどまらず、産直を中心とした商品・事業の全般にわたる厳しい点検ならびに是正策を講じなければなりません」と開会の挨拶で述べた。
また、茨城玉川農協の豚肉偽装問題については「計画的な詐欺行為」であるとし、2億円以上の違約金および損害賠償を請求するとともに、偽装関与者に対する責任の明確化を求めていくことにしている。