JA全中は今年度からJAの常勤理事を対象にした研修を始める。とくに新任は必ず受講する研修として定着させたいとしている。
常勤理事には高度で専門的なマネジメント機能と、組織の変革を推進するリーダーシップ機能の発揮が求められているとしてカリキュラムを構成した。
教授法としては集合研修ならではの内容、また業務遂行に役立つ中身となるよう▽先人の体験談▽相互討議▽事例研究(ケースメソッド)を採用した。
事例には、JA南すおう(山口県)の「JA改革」とJA松本ハイランド(長野県)の「組合員組織の活性化」を予定。受講者が当事者の立場で自分ならどうするかを考える。
研修は7月3日からの北陸地区を皮切りに5地区で実施。1泊2日や2泊3日など地区別に日程は違う。受講者約250人を予定。本年度は初回のため新任だけでなく、すべての常勤理事を対象とした。
なお、この研修は基礎編であり、経営戦略策定などの応用研修は別途に「JA経営マスターズコースIII 」(エクゼクティブコース)として実施する。